2016年9月28日水曜日

非常勤裁判官 A part-time judicial officer


1. 今年の9月は、8月に引き続き、日本列島に台風が何度も接近・上陸したりしたせいか、雨の日が多かったですね。
 その9月も残すところ、今日を含めてあと3日。
 秋分をすぎると、まさに、「秋の日はつるべ落とし」。
 日照時間がどんどん減っていくこの季節はちょっぴり苦手です。
  
2. ところで、来月(10月)より、週に1回、名古屋簡易裁判所の民事調停官として勤務することになりました。
 民事調停官とは、「弁護士で五年以上その職にあったもののうちから、最高裁判所が任命」し(民事調停法第23条の2第1項)、「調停事件の処理に必要な職務を行う」(同条第2項)もので、任期は原則2年(同条第3項)、「非常勤」(同条第4項)です。
 弁護士がその身分をもったまま、裁判官と同等の権限を持って調停手続を主宰するので、「非常勤裁判官」という通称で呼ばれたりもします(日弁連「弁護士任官Q&A-非常勤-」参照)。
 この制度の目的としては、①弁護士から常勤裁判官への任官を促進するための環境整備、②調停手続をより一層充実・活性化すること、があげられています(上記Q&A)。
 弁護士登録から10年以上の歳月がたちましたが、まだまだ発展途上、これまで培った経験・知見を活かしつつ、更に精進に努めてまいりたいと思っております。
 
I was appointed as a conciliator (Choteikan), a part-time judicial officer who is empowered to conduct civil conciliation (Minji Choutei).  From October, I am going to work once a week at Nagoya Summary Court .