2016年1月7日木曜日

七草粥とガレット・デ・ロワ


1.七草粥
 今日は人日の節句。
 七草粥を炊いて、いただきました。
 といっても、我が家はいつも、七草だけでなく、ニンニクと梅干を入れます。厳密には、七草粥とはいえないのでしょうか。
 もっとも、七草粥は、地方によって、様々だとか…。
 名古屋の義母にきいたところ、勿論、ニンニクなどいれたりしなかったそうですが、商家だったので、前日6日に、小僧さんが以下のような唄をうたいながら七つの調理道具で七草を叩いていたといいます。
 ♪七草なずな唐土の鳥 渡らぬ先に 七つ七草そろえ ストトトトン
 お正月の色々な慣習にも話がおよび、お帳とじという行事や、小豆とお餅の入ったお粥がふるまわれたことなどをききました。
   


七草粥(もどき?)と干支のワイン。
七草粥は、正月料理で疲れた胃を休めるといいますが、
ワインとでは…(苦笑)。

 
2.ガレット・デ・ロワ(galette des rois
 話は、がらりとかわりますが…(笑)。
 最近、クリスマス頃から、お正月明けまで、デパート等で、ガレット・デ・ロワというお菓子を売っています。
 私は、ここ十何年か、このお菓子を楽しみにしています。
 
 ガレット・デ・ロワの中には、フェーブ(Feves)と呼ばれる小さな陶器が入っていて、切り分けられた中にフェーブが入っていると、金色の紙製の王冠をかぶれる(=その日、王様になれる)というもの。
 なんか、楽しいですよね♪
 最近は、フェーブが別添になっていて、淋しいです。

 ガレット・デ・ロワは、本来、公現祭(16日。嬰児(みどりご)イエズス様のもとに、東方の三博士がお祝いに駆け付けた日。)に食べられるフランスの伝統菓子だそうで、その起源は、古代ローマにも遡れるとか…。
 七草粥も、古く中国より伝わったといいます。
 節操なく様々な食文化を楽しんでいて、少々、お恥ずかしいですが、そのルーツに想いを馳せるのは楽しいなあ…とも思います。

 
  

  今年のガレット・デ・ロワ(別添のフェーブを裏から入れちゃいました♪)
今までのフェーブから…